御嶽山の麓のまち・飛騨小坂。小坂の滝めぐりを展開するNPO法人飛騨小坂200滝の若手(?)ガイドが情報発信します!

2016年6月27日月曜日

SUMMER改めSAWAR始まりました!

Summer はいわずと知れた”夏”ですね。でも僕たちにはSAWARなんです!

SAWA(沢)+WAR(戦争)=SAWAR 夏は僕たちにとって戦争。沢はまさに戦場なのです。

とはいえ安心してください。お客さんと戦うわけではないですから(笑)

空梅雨の様そうが続き「今年の梅雨は雨降らんな~」なんて思っていた矢先。

どかっと降りました。しかもツアー前日、前々日とも。お陰様で沢は大増水。

「これ大丈夫かな、明日」と思いながらも準備している僕たちガイドはウキウキを隠せない。

空けてツアー当日の朝。雨は小康状態。河川も増水しているが問題は無いレベル。

いざ沢に立ち入ると期待通りのハイウォーター!シーズンインからこんなベストコンディションで

楽しめるとはお客さんラッキーですね!いや、いちばんうれしいのはガイドのほうか!?

水量が多く水圧も強いので単純に前に進むだけで一苦労。

ガイド「ファイトー!」、お客さん「いっぱーつ!」の図


GOALの大滝に着くころにはみなさんくたくた(?)

今日の大滝は大水量で15mの落差を一気に落とし近寄る事すら許されないくらいの圧迫感。

ドバドバを通り越しドカドカな大滝


折り返しの下りも流れたり飛び込んだり。大水量の時にしか楽しめない幻の”2段スライダー”も楽しめました♪


2段目はヘッドスライディングで突っ込みます。下の写真の人は足しか見えないほど深く潜っちゃいましたね

ものすごく胴長な人(推定3m)


ツアー終盤には空も明るくなり、エンディングに華を添えてくれました。

ツアーを終えみなさんくたくたな様子でしたがとてもい良い顔になってましたね。

ツアー終盤・会心のひとっ跳び!


沢のコンディションもあつまったメンバーも一期一会!今シーズンの夏は小坂で沢登!!

みなさんのご参加、ガイド一同臨戦態勢でスタンバってお待ちしておりま~す。


2016年6月19日日曜日

梅雨の合間の滝めぐり!

ここのところどんよりとした天気が続きますね。

ジメジメしますし、洗った沢タビがなかなか乾きません。

しかしながら昨日の天気は一味違う!朝から快晴でさらに暑くなる模様、まさに滝めぐり日和!!
木漏れ日が気持ちいいです
この日は滝めぐりツアーが2本(翡翠滝コース、観音滝コース)と、のんびりハイキングツアーも開催されており、それぞれ梅雨の合間の晴れを堪能頂けたのではないでしょうか。


わたくしこめのは熊﨑事務局長(以下:クマさん)と観音滝ツアーガイドに行ってまいりました。

観音滝コース、本日のお客様は仲良し大学生5人組!終始ノリノリでツアーも進みます。

始めは渡渉。相変わらず今年は水量が少ないのでここの渡渉もスイスイです。
冷たい沢水と初めての沢タビに感動の皆さま。
水量が少ないとはいえ渡渉は慎重に!
まず目指すは立岩の滝。足元の感覚を研ぎ澄ませて沢歩きにも慣れてきたところでコースも徐々に雰囲気を醸し出します。
雰囲気満点!
沢登り気分も味わい、ザイルで安全確保しつつ奥へ足を進めると見えてくるのがコチラ!!

立岩の滝(落差45m)です!!細い谷筋にこんなに立派な滝があるのか!!と思わず歓声が上がります。

そして水量などの条件がそろったので一行はさらに滝へ近づきます。
さらに近づきます。。

さらに。。。

そしてついには。。。。


ハイ、ゼロ距離です。もう滝と同化しちゃいましょう。

滝行で日頃の煩悩を祓ったそうです。

立岩の滝にお別れをし、服を乾かしつつ次の観音滝へ向かいます。


立岩の滝の谷とは打って変わってこちらは日当たりの良い広々とした沢。濡れた服もあっという間に乾きます。

ほどなく観音滝に到着!
岩の隙間に見える観音滝
観音滝は【小坂のむかし話】という本にも載っている雨乞い参りが行われていた場所です。

落差8mの滝ですが、水の力で岩がえぐられ箱樋のようになっている不思議なところです。


こちらで昼食をとるのですが。。。この天気とすでに濡れていること、ツアー中の雰囲気からすでにわかっていました。

そう、泳ぎたい!飛び込みたい!!

もちろんガイドも同じ気持ち。近くの淵で真っ先に飛び込んだのがクマさん。

そしてこめの。

その後はお客様も一緒に飛び込みの連続!!!
ポージングもばっちり!
一足早く真夏を先取りしちゃいました(^^)

昼食を食べながら服を乾かしツアーは終了。

梅雨の合間の素敵なひと時をご一緒できたこと、嬉しく思います!!

ニックネーム入りのヘルメットもすっかりお馴染に!

記:こめの





2016年6月13日月曜日

にぎやかな週末♪

今年もやってきましたね、梅雨。

自然の中で活動するには天敵でもありますが、夏のハイシーズンに向けて川の水をしっかり補充してくれる雨でもある。。。非常に悩ましい!!

月~水は雨、木金は曇りor晴れ、土日は快晴!これが理想の梅雨だねなんて勝手な理想を作りあげる今日この頃です。


さてさて、この週末は天気にも恵まれとてもにぎやかな滝めぐり週末となりました。


11日(土)はあまつばの滝コースです。
サラサラと流れるナメ床の上を歩くのが気持ちいい!とファンの方々も多い滝めぐりコースのひとつ。
とっても気持ちいいナメ床歩き!
さらにこのあまつばの滝、小坂の滝めぐりコースの中で唯一滝の裏側を通り抜けることができます。
こんな感じ!!
水中にはイワナもいて、ツアー中に見つけることもできちゃいます。
水中シリーズ第一弾!中央左下にイワナが見えますね♪


続いて12日(日)はツアーが2本!天気が少し心配でしたがこの日は天気も滝めぐりを応援?してくれたので雨に降られることなくツアーを行うことができました。

まずは翡翠滝コース
初級コースの材木滝とその上流を行くコースで奥山挑戦コースの入門コースともいえるこのコース。
材木滝!
最近は雨が少なく谷の水が少ないため滝の水量も少ないですね~
迫力は少し落ちるかもしれませんが、こんな時ならではのことも!!
こんな近くまで!!
そうです、滝を間近で感じられるんですね♪
普段は近寄れないような場所も近づけちゃいました。(もちろんガイドの判断ですので毎回というわけにはいきませんが)
これも一期一会、滝めぐりなどの自然を相手にする醍醐味かもしれません。

ガイドと一緒に記念撮影も♪


お次は濁滝コース
温泉成分が混じり美しいコバルトブルーが楽しめるコース。小坂のナイアガラの異名を持つ濁滝も迫力満点です。
上流にある濁河温泉の成分が混じりこのコバルトブルーが生まれます
水中はこんな感じ。
水中シリーズ第2弾!イワナもいましたが写りませんでした(..)

このコース、滝の高巻きも大きく険しいので奥山挑戦コースの中でも難易度が高めのコースなんです。
渡渉ポイントもあります!
いい緊張感の中、この日初めて会ったお客様同士も声を掛け合う光景が見られます。

わたくし、こういう光景がすごく好きなんです。滝はもちろんですがお客様同士の交流というか繋がりができることってすごく素敵なことだと思います。こんな場をもっと作れるような工夫も考えなくては!!

そして冒険は続きついに小坂のナイアガラ、濁滝へ到着です!

こちらもやはり水量が少ないので岩肌が丸見えですが迫力は充分!!

滝めぐりマスターのお客様からサプライズで頂いたコーヒーを滝とともに楽しみました。

コーヒーをふるまって頂きました。
美味しいコーヒーに加え、滝の前というシチュエーションがさらに美味しく贅沢な時間をすごさせてくれます。

コーヒー、とても美味しかったです!ごちそうさまでした。


楽しい時間はいつもあっという間です。
なごり惜しいですが濁滝のコバルトブルーの滝壺を眺めて滝ともお別れ。
コバルトブルーの滝壺も見事!

どうです?滝めぐり、行ってみたくなりませんか♪
もちろんハイキングツアーや、いよいよ19日から始まる沢登りまで様々なツアーもご用意しておりますし、お気軽にがんだて公園を自由散策!もいいと思います(^^)

梅雨も明ければハイシーズン突入です!!

Let'sソトアソビ!!


記:こめの






2016年6月8日水曜日

泳ぎ初め

いよいよ梅雨に突入しましたね~。空色もグレーな日が続いています。

しかし気分はもう夏。ということでコース点検のため沢登コースの点検へ。

という口実で泳ぎ初めに行ってきました!

まずはじめは今年スペシャルコースとして初めてリリースされる通称”ブルーリバー”へ。

御嶽山を源とする川の下流部だけに渇水の今でも豊富な水量。

大きな沢らしく明るく開けた開放感の中にもそそり立つ岩壁の威圧感でスケールの大きさを感じられます。


曇り空ではあるけれど明るく開けた谷なので陰険さは感じない。

6月とはいえまだまだ水温は低く、フルウエットスーツを2重に着こみいざ入渓。


渕という淵を泳ぎ、本番に備え岩陰や水の中の様子もチェック。崩壊箇所や危険個所をどう通過するか相談しながらゆっくり登る。


今回の目当てのゴルジュ。計り知れないほど深い淵を前衛に周囲を岩壁が取り囲む。

スタート地点から歩いてわずか30分。こんな素敵なプール、遊ばずにはいられません。


岩壁を攀じ登りテラスに立って川底を見ると神秘的なコバルトブルーが見られる。

なんと美しい色!飛び込まずにはいられません!!


さっそくやっさんがドボーン。つづいて僕もタカもドボーン。キンキンに冷えた谷水が爽快!



谷幅が2mまで狭まったゴルジュの出口には立木が引っかかっていてちょっとしたアスレチックのよう。

ブルーリバー、今年は限定開催。7月(2・3・9・10) 9月(3・4・10・11) 合計8日間のみ予定しています。


しかも今年はある工事の影響で水量が例年よりも増量される予定です。ますます迫力ある谷になることでしょう。


ブルーリバーを後にして通称”レッドリバー”へ。GOALの大滝でしっかり滝行をし、今シーズンのツアーの安全祈願をしてきました♪

6月19日、いよいよオープンする”小坂の沢登”http://www.osaka-taki.com/tour_info/sawanobori/index.html


しかし久しぶりの泳ぎ沢、身体がおもた~い!木たるハイシーズンを前に


ガイド一同メンタルもフィジカルも仕上げて臨みたいと思います。

記:クマ

2016年6月3日金曜日

滝めぐり遠足 ~根尾滝編~

6月に入りましたね。
いよいよ沢登りツアーも19日からスタートします。
ワクワクがとまりません!!


さてさて今回も地元の中学校の生徒さんが滝めぐり遠足にやってきました。

今回は根尾滝遠足です。。。。。現在車はがんだて公園までしか入れません。

そうです、それでも根尾の滝へ是非!という学校さんより依頼を頂きました。

その道のり約15Kmです!素晴らしいですね!!


では早速当日の様子を。。。

もうお馴染みのアングル
出発前は恒例の【はじめの会】15㎞の道のりに少し不安そうな生徒さんも。

しかしそんなのは最初だけ。いざ歩き始めればおしゃべりしたりガイドのお話しを聞いたり。

いつしか不安そうな顔はすっかり楽しそうな顔に変わっていました。

途中でモリアオガエルの卵を見つけたりと楽しく進んでいきます。

モリアオガエルの泡巣。卵の乾燥を防ぐ役目や餌にもなるんだとか!
親カエルの愛情たっぷりのゆりかごですね♪

そして根尾滝駐車場で一休みした後は根尾滝名物16折れ!!

つづら折れが16カ所続き谷まで降ります。
(個人的にはメンタルも折られそうになるので17折れと呼んでいます。)

16折れを突破するといよいよ根尾の滝まであと少し!山道を少し進み谷に降ります。

川沿いを歩くといよいよな雰囲気が出てきます

川沿いを歩いて間もなく、出会いは突然やってきます。

ついに根尾の滝とご対面!!


そのスケールと迫力に道中の疲れも吹っ飛びます。

ここでお昼ご飯を食べて今度は滝の近くまで。


落差5m以上の滝が216カ所ある小坂で唯一日本の滝100選に選ばれている根尾の滝。

生徒さんもおおはしゃぎでした。



行でテンションがかなり高めだったので帰りはバテるか。。。と思っていましたがさすが中学生。

帰りも元気に歩いていく彼ら、当初の予定タイムスケジュールよりも早く進んだのであかがねとよ、唐谷滝も見て帰ります。

中心より少し右側にアマゴが写っています

今回はあかがねとよの水中を!!

相変わらずの透明度ときれいさですね。アマゴやイワナが優雅に泳いでいました。


ケガもなく無事に15kmの道のりを歩き切ったみなさん、お疲れさまでした。



記:こめの